黄色のチューリップ

5月17日の誕生花である黄色のチューリップ。春の暖かい陽射しのように、見る人の心を明るくしてくれる花です。花壇いっぱいに咲く姿は、まさに春の訪れを祝う祝祭のようです。しかし、そんな明るい黄色いチューリップには、「望みのない恋」という、切ない花言葉が秘められています。一体なぜ、このような花言葉がつけられたのでしょうか。一説によると、黄色のチューリップが生まれたヨーロッパでは、黄色は「裏切り」や「失望」を象徴する色とされていたためと言われています。誰かを一途に想い続けても、その気持ちは届かず、叶わぬ恋と知りながら相手を思い続ける。そんな、報われない切ない恋心が、黄色のチューリップに重ねられたのかもしれません。明るい黄色のチューリップをプレゼントする際には、ぜひこの花言葉を添えてみてください。相手への想いがより一層、深く伝わることでしょう。