
ポピーの花言葉:逆境に立ち向かう強さ
一面に緑が広がる草原の中で、ひときわ目を引く燃えるような赤色。 ポピーといえば、やはり鮮やかな赤い花びらを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。すらりと伸びた細長い茎の先に、大きく開いた花は、太陽の光を浴びて輝き、見る人の心を惹きつけます。春から初夏にかけて、そよ風に揺れる姿は、まるで赤いドレスをまとった踊り子が優雅に舞っているかのようです。道端や野原など、さまざまな場所で目にすることができるポピーですが、その可憐な姿とは裏腹に、強い生命力を持っています。 荒廃した土地でも力強く根を張り、花を咲かせることから、「慰め」「希望」といった力強い花言葉が付けられています。 また、ギリシャ神話では、眠りの神であるヒュプノスが、ポピーの花を使って、悲しみに暮れる大地の女神デメテルを眠らせたという物語があります。このことから、ポピーは「眠り」「 oblivion(忘却)」といった花言葉も持ち合わせています。このように、ポピーは、その美しい花姿だけでなく、深い歴史や物語、そして力強いメッセージが込められた花なのです。