純真

3月の誕生花

3月5日 誕生花: 白桃の純粋な想い

春の暖かさが増してくると、待ち焦がれていたかのように、辺り一面に色とりどりの花々が咲き乱れます。冬の寒さを乗り越え、生命力に満ち溢れたその風景は、私たちの心を和ませ、新たな季節の始まりを告げてくれます。数ある春の花の中でも、ひときわ華やかで、春の訪れを祝うように美しく咲き誇る花といえば、桃でしょう。古くから日本人に愛されてきた桃は、その美しさだけでなく、邪気を払う力を持つ神聖な花として、様々な伝説や物語にも登場してきました。桃といえば、ピンク色の花を咲かせる姿を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。しかし、3月5日の誕生花である白桃は、ピンク色の桃とはまた違った魅力を持っています。白桃の花言葉は「純粋」。その名の通り、白く透き通るような花びらは、気品あふれる美しさで、見る人の心を穏やかに包み込んでくれます。桃の花は、春の短い期間にだけ見ることができる、儚い美しさも魅力の一つです。春の到来を感じさせてくれる桃の花を、ぜひお家の近くに探しに出かけてみてはいかがでしょうか。
その他

シャスターデージー:純真な白い花が象徴する平和

初夏の爽やかな風から秋の涼やかな風へと変わる季節、長く私たちの目を楽しませてくれる花があります。白く大きく開いた花びらが印象的なシャスターデージーです。その名前は、カリフォルニア山脈の山頂に降り積もる雪のように輝く姿から、「永遠の雪」と呼ばれるシャスタ山の雪にちなんで名付けられました。太陽の光を浴びてキラキラと輝くその姿は、まさに「明るさ」の象徴。花壇に咲けば、その場がパッと華やぎ、明るいエネルギーで満たされるような感覚を与えてくれます。また、切り花にしてもその魅力は変わりません。花瓶に生けると、そこがまるで太陽の光が差し込む場所になったかのように、部屋全体を明るくしてくれるでしょう。シャスターデージーの花言葉は「純潔」「無邪気」「信頼」。その白く美しい花姿と長く楽しめる花持ちの良さから、結婚式のブーケにもよく用いられます。純粋で汚れのない愛情を誓い、共に明るい未来を歩んでいく二人を祝福する花として、シャスターデージーは最適と言えるでしょう。
祝福

愛と平和の象徴:デイジー

道端や公園など、私たちにとって身近な場所でよく見かけるデイジー。小さく愛らしい花は、子供から大人まで、幅広い世代に愛されています。春になると、緑色の草むらの中で、太陽の光を浴びて咲く姿は、春の訪れを知らせてくれる、そんな親しみ深い花です。デイジーは、その見た目から「太陽の目」を意味する言葉に由来すると言われています。太陽の光を受けて花開き、日が沈むと花を閉じるという特徴も持っています。このことから、「希望」や「純潔」といった花言葉が生まれました。また、小さく可憐な花姿は、「無邪気」や「幸福」といったイメージも与え、愛らしい花言葉の由来となっています。デイジーは、鉢植えや花壇に植えて楽しむだけでなく、切り花としても人気があります。花束はもちろん、一輪挿しに飾ったり、他の花と組み合わせたりと、様々なアレンジメントを楽しむことができます。その可憐な姿は、私たちの心を和ませ、明るい気持ちにさせてくれるでしょう。