約束

5月の誕生花

5月27日の誕生花:オオデマリの誓い

5月27日の誕生花は、小さな花が密集して咲く姿が美しい「オオデマリ」です。その名前は、小さな手毬を大きくしたような、丸い花姿に由来します。緑色の葉が生い茂る中に、雪のように真っ白な花を咲かせる様子は、まるで初夏の陽光に照らされた雪山のようです。オオデマリの花は、アジサイによく似ています。それもそのはず、オオデマリは日本原産のヤブデマリを園芸用に品種改良したもので、アジサイと同じ仲間なのです。ただし、アジサイの花びらに見える部分は「がく」であるのに対し、オオデマリは「花」であるという違いがあります。純白のウェディングドレスを思わせるオオデマリの花言葉は「約束を守って」「華やかな愛」。結婚式に飾られることも多く、愛と祝福の場にふさわしい花と言えるでしょう。また、その美しい花姿から「優雅なたしなみ」「上品」といった花言葉も持ち合わせています。公園や庭先など、さまざまな場所で私たちの目を楽しませてくれるオオデマリ。その清楚な美しさは、見る人の心を和ませ、穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。
5月の誕生花

5/9誕生花:幸せ呼ぶシロツメクサ

道端や公園でよく見かけるシロツメクサ。その小さくて愛らしい姿を見かけると、つい足を止めて眺めてしまう人も多いのではないでしょうか。四つ葉のクローバーを探した childhood の思い出がある方もいるかもしれませんね。日本では「シロツメクサ」という可愛らしい名前で親しまれていますが、漢字で書くと「白詰草」となります。この少し堅い響きを持つ名前には、実は由来があります。江戸時代、オランダからガラス製品が運ばれてくる際、壊れやすいガラスを守るため、荷物の隙間にこの草が詰め物として使われていたそうです。遠い異国から海を渡って日本にやってきたシロツメクサは、いつしか日本の風景に溶け込み、私たちに身近な存在となりました。小さく可憐な花でありながら、意外にもたくましい一面も持ち合わせているのですね。
その他

秋の深紅、楓に込められた想い

秋を彩る紅葉の代表といえば、何と言っても楓でしょう。緑色の葉が赤や黄色に移り変わる様は、自然が見せる壮大な芸術といえます。山々を赤く染め上げる楓の紅葉は、古くから人々の心を惹きつけてきました。その美しさは、万葉集にも数多く詠まれています。平安時代になると、貴族たちは紅葉を愛でることを楽しみとし、舟遊びをしながら紅葉狩りを楽しんだといいます。また、楓の紅葉は、散りゆく様も美しいとされています。地面に散り積もった紅葉は、まるで赤い絨毯を広げたかのようです。晩秋の冷たい風に舞う姿もまた、風情があります。このように、楓は古くから日本人に愛されてきた樹木です。その美しさは、私たちに自然の雄大さと儚さを教えてくれます。
友情

四つ葉のクローバーの、あの約束って?

道端や公園など、私たちが普段何気なく歩いている場所にも、緑色のじゅうたんを広げるようにクローバーは生えています。可愛らしい姿は、子供から大人まで、多くの人々に愛されていますよね。クローバーといえば、四つ葉のクローバーを探した思い出がある方も多いのではないでしょうか。四つ葉のクローバーは幸運のシンボルとして有名ですが、クローバー自体にも素敵な花言葉がつけられています。クローバーの花言葉は「約束」。小さな葉っぱ一枚一枚が、まるで誓いを立てるように集まっていることから、この花言葉が生まれたといわれています。この花言葉には、さらに深い意味が込められています。それは、「愛」「希望」「信仰」です。「愛」は、大切な人への変わらぬ愛情を、「希望」は、明るい未来への願いを、「信仰」は、相手への揺るぎない信頼を表しています。クローバーの花言葉には、人と人とのつながりを大切にする、温かいメッセージが込められているのですね。