
力強い団結の象徴、榎の花言葉
街路樹や公園で、大きく枝を広げた榎の木をよく見かけますよね。春には鮮やかな緑の葉を茂らせ、夏の強い日差しからは涼しい木陰を提供してくれる、私たちにとって身近な存在です。秋になると葉は黄色く色づき、まるで風景画のように私たちの目を楽しませてくれます。このように四季を通じて様々な顔を見せてくれる榎ですが、花が咲くことを知っている人は少ないかもしれません。 あまり目立ちませんが、榎は春先に小さな花を咲かせます。花の色は赤みがかった黄色で、葉の付け根にひっそりと、まるで春の訪れを告げるかのように密やかに咲きます。街路樹として植えられていることが多い榎は、排気ガスや大気汚染にも強く、私たちが暮らしやすい環境を作ってくれています。 今度榎の木を見かけたら、空に向かって力強く伸びる枝や、季節の変化を感じさせる葉だけでなく、ひっそりと咲く可憐な花にも目を向けてみて下さい。馴染み深い榎の、新たな一面に気付くことができるかもしれません。