
2月16日の誕生花:栄光の象徴、月桂樹
- 月桂樹の持つ意味2月16日の誕生花である月桂樹は、古くから「勝利」「栄光」「栄誉」の象徴として、人々に愛されてきました。この深い意味は、ギリシャ神話に由来しています。物語は、太陽神アポロンと、彼に愛されたニンフ、ダフネの悲恋を伝えています。アポロンの愛を拒んだダフネは、追ってくる彼から逃れるため、ある木へと姿を変えました。その木こそが、月桂樹だったのです。愛する人を失った悲しみの中、アポロンは永遠の愛を誓い、月桂樹を聖なる木としました。そして、自らの頭に月桂樹の葉で作った冠を被り、ダフネへの変わらぬ想いを示したと言われています。この神話は、月桂樹が「勝利」や「栄光」と結びつくきっかけとなりました。古代ギリシャ・ローマ時代には、競技や戦の勝者を称える際に、月桂樹の葉で編んだ冠が贈られました。この風習は、現代にも受け継がれています。例えば、オリンピックの勝者に贈られる冠にも、月桂樹の葉が使われています。これは、古代から続く、月桂樹の持つ「勝利」「栄光」「栄誉」という象徴的な意味を、現代に伝えるものと言えるでしょう。