想い続ける

夏の青空の下、力強く空に向かって伸びる茎の先端に、燦燦と輝く大きな花。そう、太陽の花とも呼ばれる「ひまわり」です。ひまわりは、太陽の動きに合わせてその花の向きを変えることで知られており、太陽の光をいっぱいに浴びて、生き生きと成長する姿は、私たちに元気と希望を与えてくれます。朝、東の空から昇る太陽に向かって、ひまわりは顔を向けます。まるで、新しい一日の始まりを喜んでいるかのように。そして、太陽が空を移動していくと、ひまわりもそれに合わせてゆっくりと向きを変え、太陽をずっと見つめ続けるのです。そして夕方、西の空に太陽が沈んでいく頃には、ひまわりは西の空に向かって頭を下げます。一日の終わりを名残惜しむかのように。このように、太陽と強く結びついた花であるひまわりは、「あなただけを見つめる」という花言葉を持ちます。まっすぐに太陽を見つめ続けるその姿は、まさに、一途な愛情の象徴と言えるでしょう。明るく元気なイメージのひまわりですが、そこには、健気さやひたむきさといった、愛らしい一面も隠されているのです。