
魔除けのハーブ、ルーの花言葉
鮮やかな黄緑色の葉と、小さく黄色い花を咲かせるヘンルーダは、独特の香りを放つ常緑の低木です。古くから人々に親しまれてきた歴史を持つ植物で、古代ギリシャやローマ時代には、すでにその薬効と魔除けの効果が信じられ、広く栽培されていました。聖書にも登場する植物で、「悔恨」や「後悔」を象徴するものとして描かれています。この植物は独特の苦味を持つことから、古代の人々は様々な儀式や魔術に用いたと伝えられています。また、悪霊や疫病から身を守るために家の周りにヘンルーダを植える習慣もあったようです。現代では、ヘンルーダはもっぱら園芸用の植物として楽しまれています。しかし、古くから語り継がれてきた言い伝えや歴史を紐解くと、この植物が秘めていた力強さや神秘性を感じずにはいられません。私たち人間の暮らしと密接に関わってきた植物であると言えるでしょう。