ブルーベリー

8月21日。暦の上ではまだ夏真っ盛りですが、朝夕には涼しい風が吹き始め、夏の終わりが静かに近づいてきました。そんな夏の最後の輝きを惜しむかのように、濃い青色の実をつけたブルーベリーが、この日、誕生花として私たちを迎えてくれます。太陽の光をたっぷり浴びて育ったブルーベリーの実は、丸みを帯びた愛らしい形をしています。その実は、一口食べると、甘酸っぱい果汁が口いっぱいに広がり、夏の間に蓄えた太陽のエネルギーを感じさせてくれます。ブルーベリーの花言葉は「実りのある人生」「知性」。たわわに実る果実の姿は、まさに「実り」の象徴であり、私たちに豊かな実りをもたらす未来を予感させてくれます。また、ブルーベリーには視力改善効果があるといわれていますが、これは「知性」を象徴する花言葉にも通じるところがあります。夏の終わりを告げるブルーベリーは、どこか懐かしさを感じさせる穏やかな植物です。ブルーベリーの実が庭で実る風景は、私たちに過ぎ去りゆく夏の思い出と、来たるべき未来への希望を与えてくれるでしょう。