ハナミズキ

3月の誕生花

3月18日の誕生花:ハナミズキの隠された意味

- ハナミズキの由来3月18日の誕生花であるハナミズキ。春の訪れを告げるように、葉が出る前に色鮮やかな花を咲かせる姿は、多くの人々に愛されています。その由来は、日本とアメリカの友好の証として深く刻まれています。ハナミズキは、元々は日本の木ではありませんでした。1912年、東京市長がアメリカに桜の木を贈った返礼として、アメリカから日本に贈られたのが始まりです。海を渡ってやってきたこの美しい花木は、日本中に広まり、今では春の風景に欠かせない存在となっています。その華やかな花々からは想像もつきませんが、「ハナミズキ」という名前は、かつてこの木が建築資材として重宝されていたことに由来すると言われています。ハナミズキの木材は、大変堅く丈夫であることから、釘の代わりに使われていました。そのため、「木を釘の代わりとして使う」という意味の「木釘(きくぎ)」が転じて、「ハナミズキ」と呼ばれるようになったという説が有力です。美しく咲き誇る花の姿からは想像もつかない、意外な一面を持つハナミズキ。その由来を知ることで、より一層、この花への愛着が深まるのではないでしょうか。
好意

ハナミズキ:秘めた想いを伝える花

ハナミズキは、春の訪れを告げる花木として、多くの人に愛されています。4月から5月にかけて、枝先に華やかな花を咲かせます。花びらのように見える部分は、実は苞と呼ばれる葉っぱの一種です。実際の花は中心に集まっており、小さく目立ちません。苞の色は白やピンク、赤などがあり、品種によって微妙な色の違いを楽しむことができます。ハナミズキは、北アメリカを原産とする落葉高木です。日本には明治時代に渡来し、その美しい花姿から、公園や街路樹として広く植えられるようになりました。英語では「Flowering Dogwood」と呼ばれます。これは、つぼみの形が犬の歯に似ていることに由来すると言われています。ハナミズキは、秋の紅葉も美しく、一年を通して私たちの目を楽しませてくれます。赤い実をつけるのも特徴で、鳥たちが好んで食べに訪れます。丈夫な性質で、育てやすいことも魅力の一つです。