ハナズオウ

春の暖かさが増してくる頃、待ち焦がれていた春の訪れを告げるかのように、鮮やかな花を咲かせる植物があります。その中でもひときわ目を引くのが、枝いっぱいに赤紫色の花を咲かせるハナズオウです。ハナズオウは、葉が芽吹くよりも先に、その燃えるような色の花を咲かせます。その華やかな様子は、冬の寒さを乗り越え、生命が目覚める春の力強さを感じさせてくれます。マメ科に属するハナズオウは、高さ数メートルにもなる落葉高木で、公園や街路樹として植えられることも多く、春の風景を彩る植物として親しまれています。 また、場所によっては、ハナズオウの開花が、春の到来を告げる風物詩として、人々に春の喜びを届けています。ハナズオウの花言葉は「高貴」「裏心のない愛情」です。その美しい姿と、春の訪れを告げる開花時期から、このような花言葉がつけられたのかもしれません。春の訪れを感じたら、ぜひハナズオウを探してみて下さい。その美しい姿に、心躍ることでしょう。