
6月20日の誕生花:トラノオ
- トラノオの基本情報トラノオは、オオバコ科クワガタソウ属に分類される植物の総称です。世界中に広く分布しており、その種類はなんと500種を超えると言われています。日本でも、山野や道端など、様々な場所で目にすることができます。トラノオという名前は、その花穂の姿が虎の尾に似ていることに由来しています。小さな花が密集して咲く様子は、まるで虎の尻尾を連想させます。また、葉の形が笹に似ていることから、「オカトラノオ(岡虎の尾)」と呼ばれることもあります。花の色は、青や紫、ピンク、白など、種類によって様々です。開花時期は主に春から夏にかけてで、長いものでは秋まで花を楽しむことができます。トラノオは、その可愛らしい見た目から、古くから人々に愛されてきました。庭植えや鉢植えとして観賞用に楽しまれるだけでなく、一部の種類は薬用として用いられることもあります。丈夫な性質で、初心者でも育てやすいことも魅力の一つです。日当たりの良い場所を好みますが、半日陰でも育てることができます。トラノオは、その多様な種類と美しい花、そして育てやすさから、園芸初心者からベテランまで、幅広い層に愛される植物と言えるでしょう。