
7月6日の誕生花:露草の物語
- 梅雨空に咲く青梅雨のしっとりとした空気に包まれる7月6日。この日の誕生花は、露草です。朝露に濡れて、小さく青い花を咲かせる姿は、どこか儚げで、それでいて凛とした美しさがあります。露草はその名の通り、朝露が降りる頃に花を咲かせます。花びらを包んでいた露が、太陽の光を受けてきらきらと輝き、まるで宝石を散りばめたかのようです。青く小さな花は、緑の葉の中で揺れ、梅雨の曇り空の下でも、その鮮やかさを失うことはありません。露草の青は、単なる青ではありません。少し紫がかったその独特の色合いは、古くから「縹色(はなだいろ)」と呼ばれ、人々に愛されてきました。万葉集にも歌が詠まれ、染料としても珍重された、その深く優しい青色は、梅雨のどんよりとした気分を吹き飛ばしてくれるような、爽やかさを感じさせてくれます。露草の花言葉は「懐かしい関係」「尊敬」。まるで、 old friendのように、私たちをそっと包み込んでくれるような、懐かしさを感じさせる花。7月6日生まれの人は、そんな露草のように、周囲の人々に安らぎと癒しを与える、優しい心の持ち主なのかもしれませんね。