
6月30日 花言葉: スカビオサ
- 物憂げな美しさ6月30日の誕生花は、繊細な花びらが印象的なスカビオサです。和名では「松虫草」と呼ばれ、その名の通り、秋に鳴く松虫の頃に咲くと言われています。ヨーロッパやアジア、アフリカなど、広範囲にわたって自生しており、古くから人々に愛されてきました。スカビオサという名前は、ラテン語で「疥癬」を意味する言葉に由来します。これは、かつてこの花の仲間が、皮膚病の薬として用いられていたことにちなみます。しかし、その花言葉は「物憂げな美しさ」。その姿は、まるで蝶が羽を休めているかのように可憐で、物思いにふけるかのような、どこか儚げな雰囲気を漂わせています。花色は、青紫やピンク、白など、種類も豊富です。花壇に植えて楽しむのはもちろん、切り花にしても長く楽しめるため、ブーケやアレンジメントにもよく利用されます。その控えめながらも存在感のある美しさは、見る人の心を和ませ、穏やかな気持ちにさせてくれるでしょう。