
情熱的な愛を伝える花言葉:猩々木
冬の寒さが厳しくなるにつれて、街は華やかさを増していきます。クリスマスツリーが飾られ、イルミネーションが輝き、人々は贈り物を選びに街へ繰り出します。そんな冬の街を彩る植物といえば、鮮やかな赤い葉っぱが印象的な猩々木ではないでしょうか。猩々木は、クリスマスの飾り付けとして欠かせない存在となっています。クリスマスリースやテーブルアレンジメントに使われ、その場を華やかに演出してくれます。しかし、私たちが普段「花」だと思っている赤い部分は、実は苞と呼ばれる葉っぱの一種です。苞は、本来花を守る役割を持つ葉が変形したもので、猩々木の場合は、その鮮やかな赤色で虫を引き寄せ、受粉を助けていると考えられています。では、猩々木の本当の花はどこにあるのでしょうか? 実は、苞の中央にひっそりと咲く、小さな黄色い部分が花なのです。苞の赤色があまりにも鮮やかであるため、花は目立ちませんが、よく見ると可憐な姿をしています。冬の寒空の下、鮮やかな赤色の苞をつけた猩々木は、私たちの目を楽しませてくれます。そして、その赤い色は、クリスマスの温かい雰囲気をより一層盛り上げてくれるかのようです。