シクラメン

- 冬の貴婦人、シクラメン1月14日の誕生花は、シクラメンです。シクラメンと聞いて、冬の景色を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。雪景色の中、花屋さんをのぞくと、赤やピンク、白など色とりどりのシクラメンの鉢植えが並んでいます。寒空の下でも、その鮮やかな花々は、私たちに春の訪れを感じさせてくれるかのようです。シクラメンは、まさに冬の寒さにも負けずに美しく咲く貴婦人のようです。シクラメンの原産地は、ヨーロッパの地中海沿岸です。日本には明治時代に伝わりました。当時は「篝火花（かがりびばな）」や「豚の饅頭（ぶたのまんじゅう）」といった、少し変わった名前で呼ばれていたそうです。今では、冬の鉢植えの定番として、多くの人に愛されています。シクラメンの花言葉は、「遠慮」「気後れ」「内気」などです。これは、シクラメンの花が下向きに咲くことに由来していると言われています。うつむきがちに咲く花姿は、どこか奥ゆかしく、見る人の心を惹きつけます。シクラメンは、冬を彩る美しい花であると同時に、私たちの心にそっと寄り添ってくれる花でもあります。冬の寒さが厳しい日には、シクラメンの花から元気をもらってみてはいかがでしょうか。