
3月20日の誕生花:純白のコデマリ
春の暖かさが日に日に増してくる3月20日。冬の寒さを乗り越え、小さな花々が顔をのぞかせる時季に、白く可愛らしい花を咲かせるのがコデマリです。 その名の由来は、小さな白い花が丸く集まって咲く姿が、まるで糸で巻いた手毬のように見えることからきています。枝垂れるように咲くその姿は、春の光に照らされて、まるで雪が降り積もったかのように白く輝き、見る人の心を和ませてくれます。古くから日本人に愛されてきたコデマリは、春の訪れを告げる花として、庭木や生け花など、様々な場面で楽しまれてきました。その可憐な姿は、春の喜びと希望を感じさせ、冬の寒さで縮こまった心を優しく解きほぐしてくれるかのようです。春の穏やかな日差しの中、そよ風に揺れるコデマリの姿は、私たちに春の訪れを静かに、そして確かに伝えてくれることでしょう。