
6月3日誕生花: 移り行く色の花言葉
6月3日の誕生花として知られるアジサイは、梅雨の時期になると、雨に濡れて一層鮮やかに咲き誇り、私たちの目を楽しませてくれます。アジサイの魅力は、なんといってもその色の豊富さにあります。咲き始めは薄い緑色だった花が、徐々に白やピンク、青、紫へと変化していく様子は、まるで魔法を見ているかのようです。この色の変化の秘密は、土壌の性質にあると言われています。土壌が酸性だと青色が、アルカリ性だと赤色が強く出るため、同じ株から異なる色の花が咲くこともあるのです。そのため、アジサイは「七変化」という別名でも親しまれています。花言葉もまた、色の豊富さと同じように、実に多彩です。「移り気」や「冷淡」といった花言葉は、アジサイの花の色が変化していく様子に由来すると言われています。一方、小さな花が集まって大きな花を形成することから、「家族団欒」や「和気あいあい」といった、家族の結びつきを象徴する花言葉も持ち合わせています。このように、アジサイは色の変化と、それにまつわる多彩な花言葉を持つ、魅力あふれる花と言えるでしょう。