なでしこ

7月の誕生花

7月22日誕生花:ナデシコの魅惑

- ナデシコ愛と美の象徴7月22日の誕生花であるナデシコは、その可憐な花姿で多くの人を魅了する花です。ピンクや赤、白など、色とりどりの花を咲かせ、古くから世界中で愛されてきました。日本では、その繊細で奥ゆかしい美しさから「大和撫子」という言葉が生まれ、古来より女性の美しさの象徴として親しまれてきました。しとやかな立ち居振る舞いや優しい心遣いなど、内面的な美しさを表す言葉としても使われています。一方、西洋では、ナデシコは母性愛や愛情の象徴とされています。特にピンク色のナデシコは、母の日に贈る花として人気があります。これは、聖母マリアがキリストの十字架の足元で流した涙からナデシコの花が咲いたという伝説に由来すると言われています。このように、ナデシコは東洋と西洋でそれぞれ異なる意味を持つ花ですが、その美しい花姿が、愛や美しさ、優しさといった普遍的な感情と結びついていることは共通しています。大切な人に贈る花として、また、自分自身の心を癒す花として、ナデシコは多くの人に愛され続けているのです。
真面目

可憐なカワラナデシコ、その花言葉に秘められた想い

秋の七草の一つに数えられ、古くから日本で愛されてきたカワラナデシコ。その繊細な花びらは、どこか懐かしさを呼び起こす美しさを持っています。夏から秋にかけて、愛らしい花を咲かせるカワラナデシコは、万葉集にも歌に詠まれ、日本人にとって非常に馴染み深い花と言えるでしょう。カワラナデシコは、日当たりの良い草原や河原に自生する多年草です。その名前の由来は、河原に咲く撫子という意味で、可憐な花の姿を子供になぞらえて「撫でし子」と呼び習わされたことに由来すると言われています。花の色は、淡いピンク色や白色が多く、花びらの縁は細かく切れ込みが入っているのが特徴です。その繊細な姿は、古くから人々に愛され、秋の七草に選ばれたのも納得の美しさです。カワラナデシコは、その可憐な見た目とは裏腹に、強い生命力を持っている花でもあります。乾燥した場所や、痩せた土地にもしっかりと根を張り、毎年美しい花を咲かせます。カワラナデシコの花言葉は「純愛」「無邪気」「貞節」などです。これらの花言葉は、カワラナデシコの可憐で繊細な花の姿と、強い生命力を持つところに由来しているのかもしれません。
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撫子の花言葉:愛の物語を語る

古くから日本人に親しまれてきた花「撫子」は、その名の通り、我が子を慈しむように優しく愛らしい花姿から、「大和撫子」という言葉があるように、日本人女性の理想像としても捉えられてきました。万葉集にも登場し、その可憐な姿と、どこか懐かしさを感じさせる風情は、時代を超えて多くの人々の心を掴んできました。秋を代表する草花として親しまれている「秋の七草」の一つとしても知られていますが、種類によっては春から秋まで長い期間花を楽しむことができます。赤、ピンク、白、複色など、花の色も豊富で、一重咲き、八重咲きなど、咲き方もさまざまです。可憐な外見でありながら、乾燥や暑さにも比較的強く、育てやすい花であることも、長く愛されてきた理由の一つと言えるでしょう。花壇に植えて楽しむのはもちろん、切り花にして生け花やフラワーアレンジメントに用いたり、茶花として楽しまれたりと、その楽しみ方も多岐に渡ります。 撫子は、その清楚な美しさで、私たちの心を和ませてくれる花です。