2月7日の誕生花：ワスレナグサ

2月7日の誕生花：ワスレナグサ

ワスレナグサの言い伝え

– ワスレナグサの言い伝え2月7日の誕生花であるワスレナグサ。その愛らしい姿とは裏腹に、少し悲しい恋の物語が語り継がれています。昔々、ヨーロッパのドナウ川のほとりで、一組の恋人たちが仲睦まじく散歩を楽しんでいました。川のせせらぎ、鳥のさえずり、咲き乱れる花々。辺り一面が、二人の幸せを祝福しているかのようでした。すると、男性は川辺に咲く、空色の可憐な花に目を留めました。それは、ワスレナグサの花でした。男性がその花を摘もうと、一歩、川辺に足を踏み入れた時です。バランスを崩し、そのまま急流に飲み込まれてしまったのです。「ああ！」男性は最後の力を振り絞り、手にしたワスレナグサの花を、岸辺にいる恋人に投げかけました。そして、「どうか、私のことを忘れないで…」そう言い残し、水面深くへと沈んでいきました。残された女性は、悲しみに暮れました。恋人を失った心の痛みと、愛する人の最後の言葉を、生涯忘れることはありませんでした。女性は、男性の形見となったワスレナグサの花を、肌身離さず身につけ、毎日、毎日、彼のことを想い続けたと言われています。この悲しい物語から、ワスレナグサには「真実の愛」「私を忘れないで」という花言葉が付けられました。小さな花に込められた、深く、切ない物語は、今もなお、多くの人々の心を打っています。

小さくても存在感のある花

可憐な姿と愛らしい水色の花を咲かせる忘れな草。小さくても園芸愛好家を虜にする魅力は、一体どこにあるのでしょうか？

忘れな草は、ムラサキ科の植物で、その名の通り、「私を忘れないで」という花言葉を持ちます。このロマンチックな花言葉と、小さく愛らしい花姿とのギャップが、多くの人を惹きつける理由の一つでしょう。

春には、花壇一面に広がり、まるで青い絨毯を広げたような景色を楽しむことができます。また、鉢植えにすれば、ベランダや窓辺など、身近な場所でその可憐さを楽しむこともできます。さらに、ハンギングバスケットに植えて、立体的な空間演出を楽しむのもおすすめです。

忘れな草の魅力は、その花の色にもあります。水色のイメージが強いですが、品種改良によって、ピンクや白、紫など、様々な色の花を楽しむことができます。

このように、忘れな草は、小さくても存在感のある、様々な魅力を持った花と言えるでしょう。

ワスレナグサを贈る

– ワスレナグサを贈る

淡い青色の花を咲かせるワスレナグサは、その名前と可憐な姿から「忘れな草」と日本語で表記されることもあります。その花言葉は「真実の愛」「私を忘れないで」「記憶」など、切なくもロマンティックな言葉が込められています。

ワスレナグサは、特に恋人へのプレゼントとして人気があります。その花言葉から、遠距離恋愛中の恋人や、卒業、転勤などで離れ離れになってしまう相手に贈ると、再会の願いを込めて贈ることができます。また、普段は言葉で伝えるのが恥ずかしい「あなたを愛しています」という気持ちを伝えるときにもワスレナグサは役立ちます。

ワスレナグサは恋人へのプレゼントだけでなく、友人へのプレゼントとしても人気があります。友情の証として贈る人も多く、長年連れ添った夫婦がお互いに贈り合うのも素敵です。

ワスレナグサを贈る際は、鉢植えや花束など、様々な方法があります。鉢植えは、長く花を楽しむことができるのでおすすめです。花束は、他の花と組み合わせることで、より一層華やかな印象を与えることができます。

2月7日生まれの人へ

2月7日にお誕生日を迎えるあなたは、まるで可憐なワスレナグサの花言葉「私を忘れないで」を体現しているかのように、小さくても周囲を惹きつける魅力に溢れた人でしょう。持ち前の明るさと誠実さで、多くの人から愛されるあなたですが、時折、心の奥底に寂しさを抱えることもあるかもしれません。そんな時は、一人で抱え込まずに、周りの人に頼ったり、甘えてみたりしてください。あなたを支え、力になってくれる人が、きっとたくさんいるはずです。

2月7日の誕生花であるワスレナグサは、その愛らしい姿とは裏腹に、厳しい環境でも力強く花を咲かせることから「真実の愛」という花言葉も持っています。これは、あなたが持つ内面の強さを象徴しているかのようです。周囲への気配りを忘れずに、持ち前の明るさと誠実さで、多くの人を幸せにしながら、あなた自身も幸せな人生を歩んでいけるでしょう。そして、ワスレナグサの花言葉のように、あなたと出会った人々の心に、いつまでも咲き続ける花のような存在になれるはずです。

まとめ

2月7日の誕生花であるワスレナグサ。
その小さく愛らしい青い花は、「真実の愛」や「私を忘れないで」という切ない花言葉を持っています。
この花言葉は、昔ヨーロッパで起きた悲しい恋の物語に由来しています。
騎士ルドルフは、恋人ベルタのためにドナウ川のほとりに咲く青い花を摘もうとしましたが、誤って川に落ちてしまいました。
ルドルフは最後の力を振り絞り、ベルタに花を投げながら「私を忘れないで」と叫び、帰らぬ人となったのです。
ベルタはこの花を生涯髪に飾り続け、ルドルフへの変わらぬ愛を誓いました。
この話が元となり、この可憐な花はワスレナグサと呼ばれるようになり、「真実の愛」「私を忘れないで」という花言葉が生まれました。

ワスレナグサは、その花言葉と可憐な姿から、大切な人への贈り物に最適です。
愛する人への贈り物にはもちろん、友人や家族への贈り物にも、感謝の気持ちや友情の証として贈ってみてはいかがでしょうか？
きっと、あなたの想いはワスレナグサの花と共に、大切な人にしっかりと届くでしょう。