
7月12日の誕生花:ノコギリソウ
- ノコギリソウとはノコギリソウは、キク科ノコギリソウ属に分類される多年草で、北半球の温帯地域を原産とし、世界中で広く愛されています。日本においても、本州、四国、九州と広範囲に分布しており、山野や道端など、さまざまな場所でその姿を見ることができます。ノコギリソウという名前の由来は、その葉の形にあります。葉の縁には、まるで鋸の歯のように、細かく鋭い切れ込みが入っていることが特徴です。この独特な形状が、ノコギリソウという名前の由来となっています。開花時期は5月から9月にかけてで、茎の先端に、小さな花が集まって平らな形を作ります。この花序には、白、ピンク、赤、黄色など、種類によってさまざまな色の花を咲かせます。そのため、その可憐な花の姿を楽しむために、観賞用として庭に植えられることも多い植物です。ノコギリソウは、その美しい花だけでなく、古くから薬草としても知られています。その薬効は、止血作用や抗炎症作用があるとされ、外傷の治療や炎症を抑えるために用いられてきました。このように、ノコギリソウは、その観賞用の美しさだけでなく、薬草としての有用性も持ち合わせていることから、古くから人々に愛されてきた植物と言えるでしょう。