
夫婦の愛を象徴する菩提樹
菩提樹は、夏になると淡い黄色の小さな花を咲かせる落葉高木です。その花は小さく控えめながらも、周囲に甘い香りを漂わせ、心を和ませてくれます。また、大きく枝を広げた雄大な姿は、心地よい木陰を作り出し、古くから人々に愛されてきました。街路樹や公園樹として植えられていることも多く、私たちにとって身近な存在と言えるでしょう。夏の暑い日差しを遮る緑の葉は、街行く人々に安らぎを与えてくれます。特に、寺院仏閣によく植えられており、神聖な雰囲気を持つ木としても知られています。仏教の開祖であるお釈迦様が、菩提樹の下で悟りを開いたとされることから、寺院に植えられるようになったと言われています。そのため、菩提樹は、悟りや慈悲の象徴とされ、人々の心を静かに見守る存在として大切にされています。